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農業の醍醐味を味わえる

「俺、農業してるぜ！」という感慨深い思いをするだろう。それが酪農である。年間のスケジュールと仕事内容を覚えると春と夏が待ち遠しくて仕方なくなるのではないかと思う。

果樹や野菜とは違う…牛と向き合う仕事は違った喜びを味わえる。いままで当たり前のように飲んでいた牛乳への見方が変わる。「牛さん、ありがとう。おいしいミルク、今日もちょうだいな」と感謝の気持ちを改めて感じるはずだ。

寮完備、住宅完備されている牧場が多い

持ち物1つで就農できる。これは、大きなメリットだ。特に知らない土地で、1人で住む場所を決めるのは土地勘がない人にとっては想像以上に手間と時間がかかる。自動車の貸し借りも、牧場によってお手の物だ。ちょちょいのちょい。(人徳次第)

酪農と言えば、牛だが、豚や、にわとりなども飼育している牧場も多いので、どうぶつ王国ではなく、酪農王国のムツゴロウさん的な存在になれるかもしれない。麻雀はほどほどに。

酪農は6次産業化のパイオニア

狩りではないので…肉は外すことにすると、酪農はチーズ、ヨーグルト、アイスクリームなどすでにお茶の間に浸透、定番だ。経営するうえで、収入面も安定しやすい。

現地で直売している牧場も多いので、新鮮で濃厚な牛乳を味わえる。スーパーで商品化されて売っている牛乳との違いに最初はびっくりするほどだ。理由は保存、殺菌、安全の工程のためだ。

酪農の基本的な仕事内容

授乳・牛舎の清掃・餌やり・仔牛の哺乳・育成を年間通して作業をする。365日世話をするのが基本的な仕事内容になる。観光牧場などになると、自家製の商品直売など販売業も関わってくる。

広い土地を代々受け継いでいるので、酪農とは違う仕事も入ってくる可能性がある。

酪農の主な仕事の種類

先程も書いたが、詳しくみていこう。

・授乳
近年は、機械化されて自動になっている牧場もある。お金をもっている、または長い目で見た先行投資である。授乳のやり方は主に2つある。パイプライン方式とミルキングパーラー方式だ。

パイプライン方式は、比較的小規模な牧場で行われる授乳方法。一度に授乳する頭数が少ないため、牛の健康状態を観察しやすい。

ミルキングパーラー方式は、中規模、大規模な牧場で行われる授乳方法。時間の短縮は出来るが、細かいところに気づきにくい部分がある。つまりは一長一短なので、バランスよく役割を行っていく必要がある。

・牛にストレスを与えない
真心を込めて、餌やりと牛舎の清掃を行う。

・ダイナミックな牧草収穫
大型機械を使ったダイナミックかつパワフルな僕収穫は春から夏。男の血が騒ぐ漢も多い。免許取得の援助もあり、ただで技術を学べるチャンスもある。

一年、毎日、牛さんの世話をする

シンプルにコレに尽きる。牛への愛情がどれだけあるかが、仕事が務まるのか分かれ目だ。動物好きにとって楽園とも言える誇り高い仕事、それが酪農でもある。

Calf eye / Lorie Shaull