迫りくるインドア農業革命|土臭くない都市型農業の未来

 インドア農業は物理的に、農業のイメージにつきまとう3K(「きつい」「汚い」「かっこ悪い」)を払拭する新しい農産物の生産方法。ビルに室内工場を作り、縦型ツリーのように栽培をし、従来必要だった手作業を必要最低限にする農業技術です。

 AmazonのCEOのジェフ・ベゾス氏、ソフトバンクの孫正義氏も注目の新しい農業生産技術は、都市部への農産物の流通面でもコストを下げ、ユーザーに新鮮な野菜を早く届けることも可能になると、インドア農業のスタートアップ会社、「プレンティ」のCEOであるマット・バーナード氏は多くのファンドから資金を集め、実現に向けて動いており、すでに企業として産業化しています。

インドア農業技術の垂直農法は米、麦の生産は失敗に

 過去に、グーグルの親会社アルファベットは米と麦の主食に生産をインドア農業で取り組んでいましたが、ユーザーに届けられる量を作ることが出来ず失敗に終わっています。この時、量だけが失敗だったのか?それとも、食べる基準に満たしていないのかは、分かりませんが今後、主食となる米や麦もインドア農業で、流通と栽培のコストが下がり、可能になる確率は高いでしょう。

インドア農業は家庭菜園に大きなメリットを施す

 インドア農業は大きな土地じゃなくても栽培できるメリットがあります。大げさに言えば、お金持ちが住んでいるような大きな家の一室をDIY感覚、家庭菜園感覚で専用の部屋を作ってもいいのです。必要なのは、技術面のみ。

 プレンティのようなインドア農業の技術を多くの一般の方が実現できるようになると、小さい規模で農産物を作り、自分に必要な分の農産物、サイドビジネス感覚で直売所で売るなども可能になるということ。

インドア垂直農法は卓越した生産方法

 果樹や米、麦は規模やコスト面で難題が多いですが、トマトなどの施設野菜、露地野菜で作れる農産物が、インドア農業で作るメインになっているのではないでしょうか。今後、インドア垂直農法に必要不可欠なLEDの電気代が下がれば、一般的になり、農業のイメージ、流通の根本的な変化を促すと言えます。

ユーザーはインドア農産物をどう見るのか?

 馴染みがない、まだ浸透していないため、美味しいのか?安全なのか?安心できる食べ物なのか?最初のハードルはありますが、インドア農業のスタートアップの1つ、「バワリー」はインドアファーミングで生産した葉物野菜を、小売り大手ホールフーズやレストランを経営する会社に卸販売をしているなど実績を積んでいます。

 インドア農業の未来は、従来の方法での都市型家庭菜園が当たり前になった今と同じように、家庭菜園にもインドア農業が当たり前になる未来を作ることになり、個人個人が小さいインドア農園を持っていることに繋がるかもしれません。

【インドア農業のスタートアップ会社】

・プレンティ(支援者、ファンドはソフトバンク・ビジョン・ファンド、ジェフ・ベゾス氏、エリック・シュミット氏など)
資金調達額 約220億円

・バワリー(ゼネラル・カタリスト、GGV Capital、GV(旧グーグルベンチャーズ)など)
資金調達額 約22億円

・エアロファーム
資金調達額 約111億円

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