農業観光国へ【観光農業】今こそ力を活かす時!外部人材需要アリ!

観光農園に求められるモノ

もちろん、農業の知識・経験・技術のトップ、責任者などがいる前提。いきなり、ITや販売業、マーケティングのプロが、農業経験のない状態で独立とか甘い話ではない。

観光農園に必要な人材は、作物を育てて終わりじゃなく、持っている土地、技術をどのように活かすか?その時にこそ、他業種の経験豊富な人材が重要というわけだ。言われてみれば当たり前のことだが。

Rob Griffith, formerly homeless is a Volunteer Officer for BTCV
Rob Griffith, formerly homeless is a Volunteer Officer for BTCV / volunteering_england

料理の腕前がプロ級

飲食店での経験豊富でもいいし、家庭料理でもどちらでもOK。ようは、扱う農作物を使って訪れるユーザーを満足させることが出来るのか、出来ないのかである。

接客経験が豊富、コミュニケーション能力が高い

販売業、営業職などが該当する。観光農園関係者はもちろん、訪れるユーザーの疑問に対応出来る知識が必要になる。話下手では相手が不安になってしまう。

マーケティングのプロ

農家は作物を育てることにどうしても時間が取られてしまう。情報収集をする時間を取りたくても取れないのが現状。そこで、都市での勤務で、マーケティングに関しての知識と仕事の進め方が出来る人材は観光農園に必要な人材と言える。

ウェブ関係の知識がある人材

Web Design Trends
Web Design Trends / Digital Markketing

ウェブサイトの運営で、ユーザーとつながるきっかけを作れる人材。ウェブデザイナー、レイアウトデザイナー、イラストレーター、ライター、編集者、ある程度の規模でのウェブサイト運営者などだ。

ウェブデザイナーに関してだが、必要か?必要じゃないのか?と言われれば、答えはどちらでもアリだ。現在では、どのようにウェブサイトを運営するかでは恐ろしいほど安くカッコイイサイトも作ることも出来る。

ただ、販促のデザイン、商品化パッケージデザイン、パンフレットのデザインが出来る人材は、内部にいたほうが仕事が進みやすいと言える。

そして、ライター、編集者だが、これはウェブサイトとは何のために運営するのかを経験則で知っているからである。あくまで入り口としてか?それとも精力的にコンテンツを発信するのか?話題性、ツッコミどころ、B級的なネット向けのコンテンツを作ろうという意志があるのか?ちなみにインターネットでブランディングはほぼ出来ない。厳しいようだが。

ブランディングをするなら、テレビや雑誌、新聞が手っ取り早い。それだけ、ネットでの話題というのは現実には影響はない。悪い影響は強いが。この部分をよく知っているのがライターであり、編集者であり、ある程度の規模のウェブサイト運営者経験者である。

地域活性化の発火点になる可能性が高い

日本は先進国の中でも、海外からの観光来客数は伸び悩んでいる。先進国の中では異例のことだ。日本に元々の資源が少なく、人の手で育てた農作物は立派な人力の資源と言える。

農業は遅れていない。進みすぎているのだ。

Bali – Lake Batur
Bali – Lake Batur / williamcho

ピーター・ドラッカーが農業について分析している。技術の要求水準が高いといい、その理由は効率生産性で、高い技術の生産よりも、低い水準技術で生産をする事ができるようになったからだ。現在、ロボットは柔らかい、果樹や野菜をつかめない。

世界の農業国と観光国に日本はなれるかもしれない

こう聞くと、農業の未来は明るいのではないかと感じないだろうか?おいしい野菜と、おいしい果樹がとれて、それらを加工した料理が食べれる、農業観光国を目指しても良いのではないかと思っている。

悲しいことだが、農業と料理を希望する人材は下降傾向にある。共通項をみていくと、「キツイ」、「きたない」、「かっこ悪い」のイメージがあるから、若い人材はスマートな職業がある都市部へと動く。娯楽も大きく関係している。

そうであれば、農園自体を楽しい娯楽場所にしていくことが手っ取り早い。お金をただ使う娯楽ではないライフスタイルが好きな人材を確保するのもいい手段とも言える。

観光農園にある施設

・レストラン
とれたての野菜、果物を使った料理。創造力が求められるが、おいしいオリジナルメニュー、パンチの効いたちょっと笑えるメニューなどもいいだろう。

・アスレチック、キャンプ的なバーベキュー施設
ユーザーはレジャーなので、家族連れが多いだろう。子供向けの施設作りも必要になってくる。

・ファームマーケット(マルシェなどか)
持っている観光農園だけじゃなく、周辺地域を巻き込んだブースやエリアを作るなどだ。小規模の農家も参加しやすいなど、コミュニケーションが必要になる。組合を作ることが早いか。

観光農業のスケジュール例

観光農業の年間スケジュール(観光果樹園の収穫シーズン)

イチゴ:12月~6月
サクランボ:5月~6月
モモ:7月~8月
ブドウ:8月~9月
リンゴ:8月~12月
観光農業の1日の仕事の流れ

06:00~07:00 起床、朝食
07:00~07:30 支度、出勤
08:00〜08:15 朝礼
08:15〜10:00 農作業
10:00〜10:15 休憩
10:15〜12:00 農作業
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜15:00 観光接客
15:00〜15:15 休憩
15:15〜17:00 農作業、終業
17:00~17:30 退勤
17:30~19:00 外食
19:00~19:30 帰宅
19:30~06:00 入浴、娯楽、就寝

via:第一次産業ネット

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