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栽培・加工・販売の一貫ルート
名前を聞いたことがある方が多い”6次産業化”。これは、1次産業、2次産業、3次産業を足した数字のモノだ。農業、工業、情報の3つを使い、農家が全て行うことを意味する。施設野菜は6次産業化にうってつけと言える。
施設野菜がなぜ、6次産業化に向いているのか?それは、お察しの通り、通年に渡って安定した生産が可能だから。味は良くても、見た目が悪く、商品になりづらい加工食品にも持って来いなのである。
高度な野菜栽培を学べる
屋外での収穫である露地栽培は天候を相手に仕事をすすめるが、ハウス、ガラス室温などを使っての施設野菜は、温度調節を人為的に出来るため、様々なデータをとり、農業の業種ではIT化が進んでいる。
異業種で働いていた方も参入しやすく(IT起業や流通などの企業だと働きやすいかも)、Uターン就農者も今後増えるだろうと見られる。期待も込めて。
施設野菜の主な仕事
芽かき、誘引
芽かきは他の農作物の栄養のバランスを取る、風通しをよくするなどの地道な作業だ。誘引は、支柱を使い、伸びて欲しいツルの方向を導く作業。果樹園では、枝にある。
温度管理
施設野菜での温度管理は当たり前と言えば当たり前だが、生育状況に合わせて適温にしなければならない。
電照
イチゴ農家では、電照栽培という夜間に電灯をつける栽培方法がある。生育状態をコントロールし、出荷の時期を早めるなどがある。
施設野菜の代表的な収穫物
イチゴ、トマト、きゅうり、ナス、メロン、スイカ、ピーマンなどが挙げられる。露地野菜では限られた条件だったのが、施設野菜だと年間通して収穫が可能になっている。
工業的な栽培方法で安定供給が強みである。味も年間を通して安定しやすいため、ジュースやアイスなどの加工食品としての販売にも向いている。流通ルートは、露地野菜と同じと思ってくれればいい。あとは個人、法人の力で販路を切り拓くのかだけである。
最後に。施設野菜のスケジュール例
施設野菜の年間のスケジュール
《イチゴ》
6月~7月 育苗
8月~9月 植え付け
10月~11月 電照・加温・摘果などの一般管理
12月~6月 収穫《トマト》
7月~8月 播種
8月~9月 育苗
9月~10月 植え付け
11月~12月 芽かき、誘引、適心、摘果などの一般管理
12月~6月 収穫施設野菜の1日の仕事の流れ
05:30~06:00 起床
06:00~06:45 朝食、支度
06:45~07:30 出勤
07:30~08:50 朝礼、業務打合せ、作業準備
08:50~12:00 農作業
12:00~13:00 昼食
13:00~17:30 農作業、選別、出荷、販売、その他付帯作業(小休憩あり)
17:30~18:00 夕礼、片づけ、退勤
18:00~21:00 夕食など
21:00~22:00 入浴
22:00~05:30 就寝
via:第一次産業ネット