カーディガン着こなし基本テク|着丈、ゲージ、生地感を知る

春や秋はアウターに、冬はジャケット、ブルゾン、コートのインナーに使いやすいカーディガンの着こなし方は着丈の長さとハイゲージ、ミドルゲージ、ローゲージを選ぶかか大まかなポイント。
さらに言えば生地感もですね。色合わせは、着丈、ゲージ、生地感をある程度クリアしてからの話です。

カーディガン メンズ着こなし 画像1

via:MAGASEEK

着こなしの際にどのくらいの着丈、ゲージ、生地感がいいのか書いていきます。ショート丈のアウターにカーディガンを合わせる着こなしは、滑稽になりがち、頑張りすぎな印象が強くなるので外します。
駄目というわけではありませんが、無理が出てしまうコーデはカッコよくないですし、センスがいいとも言えませんので。

カーディガンをアウターとして着こなす場合

基本はインナーよりも少し長めにする

カーディガン 着こなし インナーより長め 画像1

via:MAGASEEK:『グラム』

インナーよりも3センチくらいの長さがバランスよく着こなしやすい長さ。ミドル丈より長いアウターと合わせた場合でもバランスが取りやすいですし、アウターを脱いだ時もファッションスタイルが崩れるなんて事も起きにくいからですね。

着こなしのバリエーションがほしいときは、単純にカーディガンとアウターの数を増やす流れになります。量を取るか、少ないワードローブで着回すのかは自由です。

ロングカーディガンは、後で供述します。

ローゲージまたはミドルゲージがファッションアウターとして使いやすい

ミドルゲージ カーディガン 画像1

via:MAGASEEK:『アーバンリサーチサニーレーベル』

以前にショールカラーカーディガンでゲージについては書いていますので、サラッとだけ。
「ローゲージ」はボリューム感が魅力のザックリが魅力。上の画像のミドルゲージはローゲージよりもボリューム感が控えめで、アウターとしてもインナーとしても使いやすいのがメリットです。

ハイゲージカーディガン ビジネス 着丈 画像1

via:MAGASEEK:『トゥモローランドメンズ』

ハイゲージの場合ですが、スーツのインナー、ビジネスシャツの上に着る場面が多く、カッチリとした着こなしに向いています。この際、着丈の長さはベルト位置よりも少し長めくらいが清潔感とナチュラルな雰囲気があってバランスは良いです。

街着なら生地感はこなれ感(フワっとした、古着感など)を感じるモノがセンスよく見せやすい

カーディガン 生地感 画像1

via:MAGASEEK:『URBAN RESEARCH Sonny Label』

あくまで「見せやすい」ということで、ニュアンスになります。イメージとしてですが、カジュアルなストリートシーンで、ビジネススーツのスタイルでもないのに、ピチピチ感を与えるカーディガンを着てカッコイイと感じる方もいるかもしれませんが、それはトラッドファッションやコンサバファッション。

それ以外の主なファッションスタイルである、ノームコア系と呼ばれるモノ、アメカジと呼ばれるモノ、アウトドアと呼ばれるモノ、ストリートと呼ばれるモノなどでは、ピチピチ感であったり、光沢感が強いハイゲージのカーディガンを合わせるのは向いていないと思います。

カーディガンをインナーとして着こなす

モコモコ感が強すぎるローゲージニットの場合は吟味を

ローゲージカーディガン サンプル 画像1

via:MAGASEEK:『アバハウス』

上の画像くらいでローゲージニットをインナーとして使えるギリギリのボリューム感。
他にも、着丈、総合的なデザインにもよりますが、ローゲージニットはインナーにあまり向いていません。

考えてみてください。ボリュームのあるローゲージカーディガンをアウターの袖に通す場合、アームホールはもちろん、せっかくのアウターデザインが無駄になるのがほとんどかと思います。

ボリュームのあるアウターでも中の構造は体格に合うようにパターンを組んでいますので、ミドルゲージ、またはハイゲージニットが基本です。

ローゲージカーディガン インナーパターン 画像1

via:MAGASEEK:『パープル&イエロー』

どこかのメディアでローゲージニットをインナーにしても大丈夫と書いている事もありますが、あくまでそれはカーディガンのローゲージ具合、ボリューム感も含めたデザイン、着こなしのファッションスタイル、持っているアウター次第。

男性の場合、ロングカーディガンはアウターでもインナーでも着こなすのはムズカシイ。止めておく。

ロングカーディガン メンズ 着こなしサンプル 画像1

via:MAGASEEK:『TK タケオキクチ』

個人的には、家のリラックススタイル、キレイな緑に囲まれている庭で着るなどはとてもロングカーディガンはイイと思っています。

街で着る場合は本人のキャラとスタイルによるところが大きいですね。「この人なら許される」というのを感じるメンズじゃないと「オシャレ頑張っている感」が出過ぎになるのがほとんどなので。

ロングカーディガンをインナーにする場合、アウターもロングかと思いますが、それでもやっぱり変な違和感を感じるのではないでしょうか。「そこまでする!?」という。

男性はアウトでも、女性ならOKという領域があるのが、ロングカーディガンですね。私はレディースファッションについてはイイか、悪いかだけの判断はできますが、理屈、経験、知識的なモノ、本能的なモノでは説明出来ませんので、ノータッチです。男ですから。

アウターとインナー兼用で着回せるカーディガン

『グラム』Smoke beats cardigan

『グラム』Smoke beats cardigan 画像1

ハイゲージカーディガンでインナーとしての使い回し、ちょっと肌寒いときにサラッと羽織りながら、バックにあるブランドアイコンでメリハリもある着こなしができます。

ロゴデザインが可愛く、カルチャー色がありながらも嫌味がないので、肩の力を抜いた着こなしが得意なメンズにハマる。反対に、頑張りすぎ、キメキメ感のコーデには不向きのアイテム。ナチュラルさがコーデのポイント。

『グリーンレーベルリラクシング』ハミルトン/RACN カーディガン

『グリーンレーベルリラクシング』ハミルトン/RACN カーディガン 画像1

毛足の長さと柔らかさ、ボタンをなくすことで独特のゆるさ加減が魅力のカーディガン。
ミドル丈のアウターと合わせるのはもちろん、脱いだ時もキレカジからトラッドベースのシンプルな着こなしまで使える一枚。

『アーバンリサーチ サニーレーベル』【TVドラマ着用】ワッフル1Bカーディガン

『アーバンリサーチ サニーレーベル』【TVドラマ着用】ワッフル1Bカーディガン 画像1

ワッフル素材でカットソー感覚のお手軽さも魅力のカーディガン。サイドポケットがあるとのないのでは利便性がぜんぜん違う。
ユーズド感特有のこなれ感が魅力。

『シップスジェットブルー』モヘア Vネックカーディガン

『シップスジェットブルー』モヘア Vネックカーディガン

トラッドなどのキレイな着こなしにハマるベーシックな一枚。毛足の長さとネックラインの太いことので、カジュアル感が強めに。
無地系のアイテムでまとめたファッションスタイルが好きなメンズは違和感なくコーデしやすい。

『シップス メン』9ゲージ ランダムアラン ショールカラー カーディガン

『シップス メン』9ゲージ ランダムアラン ショールカラー カーディガン

「アラン」と「フィッシャーマン」は広義としてはほぼ同じ意味合い。
ミドルゲージの適度なボリューム感、ボタンが大きめでアメカジ、アウトドア、ワーク、ミリタリーなどのカジュアルベースの着こなしに上品さを加えてくれる。

▼カーディガンよりも即戦力なニットが欲しいメンズへ。

Thumbnail by:MAGASEEK:『アーバンリサーチ サニーレーベル』コーディネート

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