農業の種類【稲作】農家のシックスセンスが発揮される

我らのハラを満たす主食のコメ…それが稲作だ

コメ作りのイメージは、水田、稲刈りが先行していると感じるが、季節、天候の細かい配慮はもちろん、苗を育てる、水田の水分量、稲穂の管理、貯蔵する、出荷作業、選別作業など仕事内容は多岐に渡る。
経営者であれば、当然経営するための営業プラン、助成金などの手続きなども仕事だ。

稲作農家のシックスセンス

殆どの農業に当てはまることなので、ひいきめにいうわけでもないのだが、天候による悪影響を、他の農業種に比べて受けやすいのが稲作なのかもしれない。水田に張っている水の量加減はもちろん、冷夏、猛暑、台風でその年のコメの出来具合は変わる。この経験値の差で、天候との上手な付き合いが出来るようになると言葉にできない、稲作農家ならではのシックスセンスと言える。

稲作の主な仕事

Rice crop
Rice crop / Jos Dielis

苗作り

田植えのできる苗を作るのに約1ヶ月を要する。収穫の目処を立てて逆算して作業を行うことになる。おいしいコメになるには、丹念に苗を育てる必要があり、専用の箱に苗を入れ、乾燥具合を調整しながら、水やりを行うことになる。

田植え

田植え機の性能向上で、スピーディかつ精度も上がり、等間隔で苗を植えることができる。しかし、水田の場所によっては、手作業で行う必要があるため、植える株ごとの本数、深さ、間隔に気を配って田植えを行う。

水田管理

一日に水田の水がどのくらい減ったのか?きちんと把握すること。水を吸いすぎてもいけないし、乾燥しすぎてもいけないからだ。もちろん、その年の天候に左右されるので、場数を踏んで慣れていくのが一番。最初は、ベテランの指示に従い、感覚を養う必要がある。

稲刈り

6月に田植えを行ったとして、稲刈りのタイミングは約1ヶ月あとくらい。稲刈りが遅れてるとコメの鮮度が悪くなり、商品にならないので、よく状態を見極める。コンバインで稲を刈り、穂からもみをとる作業だ。

コメの流通は自由に

夢があるとすれば、多くは自分だけのコメのブランド化だろう。品種改良も盛んなのも特徴で、毎年、新種米がでるほどだ。多くの農業の新種のネーミングだが、現在ある品種の名前のいち部を使う、ニュアンスを同じにするなどが多いが、強い信念を持つなら、自分の名前を冠にしてもいいし、おかしな名前をつけるのもアリだ。自己責任だが。(例名 コシクライ、ニドメボレ、ダイニシキ)

稲作年間スケジュール、一日スケジュール

例としてだが、もうこれは大体このような流れだよというくらいで踏まえて欲しい。

稲作の年間スケジュール(例)

3月 苗づくり
4月 育苗、田おこし
5月 田植え
6月~7月 水田・稲穂の管理
8月~9月 収穫
10月~3月 土づくり

稲作の1日の仕事の流れ(例)

05:00~06:00 起床・準備
06:00~08:00 農作業
08:00~09:00 朝食休憩
09:00~12:00 農作業(収穫)
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~15:30 農作業(出荷の準備)
15:30~16:00 小休憩(お茶・おやつなど)
16:00~18:00 農作業
18:00~22:00 夕食・就寝

via:第一次産業ネット

それでも稲作をやりたいか?

何のために、なんでやりたいのか、自問自答をしてから、決断を。家族がいる、独り身など自分が置かれている環境で、農業の働き方も変わる。

起業か?農業法人でサラリーマンとしてか?もしくは、跡継ぎがいない農家で、補助金をもらいながらの事業主と跡を継ぐ契約をして働くのか?

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